「愛着」をテーマにした3人チームの社会起業プロジェクト
+Overview
前半1年はユーザーインタビューをひたすら回して撤退、後半1年はロゴ / 名刺 / Web を設計から実装まで一気通貫で担当しました。
シェアハウスの仲間3人で、仮説検証から事業を立ち上げるため。無報酬の共同創業メンバー・週3日相当の関わりでした。
方向性の違いで2026年1月に離脱。「デザインまで」だった自分が「設計から実装まで」になった転換点です。
Duration約2年 (2024 — 2026.01)
Visit Site成果物ごとに「なぜそうしたか」を書いています。問いと結論だけ先に置くので、気になったものからどうぞ。
Q.仮説検証を、どこまで自分たちの手でやり切ったか
ペルソナ・エンパシーマップ・カスタマージャーニー・リーンキャンバスを Figma で自作し、通算100人超のインタビューにかけた。旅行テーマは撤退したが、その判断に迷いはなかった。
Q.なぜ卵をモチーフに選んだのか
愛着だけでなく、チームの性質や将来のビジョンまで抱え込める「抽象度の高いモチーフ」が卵だったから。
Q.なぜ Astro で作ったのか
情報要件自体はシンプルなのでフレームワークは最小構成にし、その軽い土台の上にブランド表現として 3D を乗せる、という組み方が Astro + Cloudflare に一番きれいに収まったから。
+Story
事業企画とユーザーインタビューは 3 人で分担し、デザイン(ロゴ / ブランド / 名刺 / Web)と実装は自分が一人で担当しました。2 年は「旅行」テーマの仮説検証と撤退と、「愛着」テーマでのブランド構築・Web 制作の 2 フェーズに分かれています。
離脱は「方向性の違い」で、チームが福祉・社会起業と周辺活動に重心を移す中、同時期に始めた個人開発の方が自分の目指すスタートアップ像に近かった、という判断でした。
一つ挙げるなら、もう少し早く 購入意思の確認に進む 動きはすると思います。ただし「AI を使えばすぐプロトタイプを形にできる」というのは今の価値観の話で、当時は今よりもっと慎重であるべきでした。またユーザーインタビューを重ねること自体は、AI で MVP を素早く作れる今の時代でも無駄だとは思っていません。この振り返りが、次の AIChatClip で「実装前に 1,000 円の課金意思を確認する」動きにつながっています。
もう一つの反省は、自分たちの中に仮でもいい解決策の候補を持たないまま、外の声に頼りすぎていたことです。「起業家は自分の解決策に思い入れが強すぎて、そこから離れられなくなる」という癖があるからこそ、おそらく当時読んだ本には「人の声を徹底的に聞け」と書かれていました。自分たちも最初に解決策ありきで進めた失敗の反省を引きずって、本来あるべきバランスから「他者の声を聞く」方向へ大きく振れてしまっていたように思います。「こういう解決策もありうる」という仮の軸を自分たちの中に持った状態でインタビューに臨むべきだった、というのが今振り返っての反省です。ただ、当時その判断ができなかったことは責められないという感じもしていて、これは結果論としての反省です。
+Context_Graph