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title: 7つのゴミでスニーカーを組む
project: "kodaira-walking-gomihiroi"
kind: branding
question: なぜ「分かりやすく説明的」なロゴに振り切ったのか
answer: 認知度が高くなく年1回のイベントだから、日常的に記憶させるより「見れば何の団体かわかる」を優先した。
canonical_url: "https://toyoshima.work/works/kodaira-walking-gomihiroi/logo"
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# 7つのゴミでスニーカーを組む

## ヒアリングで掴んだ核

代表から団体の成り立ちを聞くところから始めました。「ウォーキングでゴミ拾い」はゴミ拾いを競技化するイベントで、各地で行われています。小平市版の特徴は、多くの地域でゴミとして扱わない **枯葉** を、地域の農家に肥料として渡すことでゴミとして成立させている点。さらに農家からは、競技の景品として農作物を提供してもらう。徹底して地域密着で、枯葉というモチーフに団体の熱量が乗っている、と感じました。

## 制約: 「記憶に残す」より「見れば伝わる」

一つ効いた判断が、ロゴに求める役割の設定です。「ウォーキングでゴミ拾い」という名称の認知度は高くなく、イベントも年 1 回。日常的に目にして記憶に刷り込むタイプではありません。だとすれば、年に一度そのロゴを見たときに「何をする団体か」が即わかる方が価値がある。**多少説明的になることは、むしろアリ** だと割り切りました。

## 2案 — 抽象と説明

方向性を確かめるため 2 案を作りました。

- **案A(ジオメトリック)**: 自分好みのシンプルな幾何ロゴ。枯葉と小平の「小」の字を組み、東京オリンピックの年に生まれた団体という成り立ちから、聖火・灯火のイメージも重ねた。意味は詰まっているが、団体に寄りすぎてパッと見では伝わらない。
- **案B(説明的)**: 今回扱うゴミの分類が 7 種類という話から、7 種類のゴミアイコンを組み合わせて **スニーカーの形** を象る。込める意味はシンプルに、名前の通りを素直に見せる。

ヒアリングと意思決定者との相談を経て、「分かりやすい方がいい」と案 B に決まりました。言ってしまえば安直ですが、この団体には素直さが正解でした。

## 決めた後の作り込み

- **バラして使えるアイコン設計**: 7 つのゴミは、単体に切り出してもアイコンとして機能するように作りました。ゴミ分別の説明や、イベント当日の掲示など、ロゴ以外にも流用できるようにするためです。
- **五輪カラー**: 各アイコンの色を五輪の色に当てはめ、オリンピックの年に生まれた団体という背景をさりげなく効かせました。
- **秋の色**: 開催は毎年 11 月、落葉が真っ盛りの時期。全体は赤み・オレンジ寄りの色を中心に選んでいます。

初稿から「さすがにダサい」箇所を調整してブラッシュアップし、最後は **ロゴガイドライン** まで作って納品しました。細かな Illustrator の手つきは今ならもっと上手くやる、という点はありますが、方針決定と意思決定のプロセスをきちんと踏めた一本で、今でも気に入っています。